ユーカーパックは、中古車を高値で売るための有力な手段として注目されています。ですが、オークション形式の性質上、実際にいくらで売られるのか、分かりにくいというデメリットがあります。
誰もが気になる「ユーカーパックに出したら本当に高く売れるの?」という点は、結論から言えば「車両による為、一概に高い安いは言えない。ただ、高く売るコツはある」です。
このページでは少しでも高く中古車を売りたいあなたに向けて
- ユーカーパックで中古車を高く売るコツ
- ユーカーパックを実際に利用する場合の流れ
- 実際に使った人の体験談
などを一つずつ解説していきます。
ユーカーパック(UcarPAC)で車を高く売るためのコツ」
ユーカーパックで車を高く売るためには
- 車の状態を整える
- 適正相場を知る
- 最適なプロモーション
の3つが大切です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
車の状態を整える
ユーカーパックでは実際にオークションに出品する前に、まず査定があります。
それまでに傷や凹みがある場合は修理を行い、クリーニングを徹底して行うことで、車の美観を保ちます。また、車についているオプションやアクセサリーの価値を知り、適正な価格を設定することも重要です。
適正相場を知る
同じ車種や年式の車がどのような価格で売られているかをリサーチし、それに合わせた価格設定を行うことが重要です。
また、ユーカーパックの出品方法や入札方法についても十分に理解しておくことが大切です。
最適なプロモーション
ユーカーパックでは査定の際にスタッフが車の写真を撮影します。外観・内観を綺麗にしておくことで、より車の魅力を伝えやすくなるでしょう。
また、出品する際には、出品者自身で説明文を書きます。各種オプションなどの情報は勿論、エピソードや実際に乗ってきて感じた車の良かった点などを丁寧に書くことで、より多くの人にアピールすることができます。
ユーカーパック(UcarPAC)の仕組みを徹底解説!
ユーカーパックのような中古車を売買するためのインターネット上のマーケットプレイスでは、一般的に以下のような流れで売買を行います。
- ユーカーパックに査定の申し込み
- 査定
- 担当スタッフと相談の上、売切価格(最低落札価格)や説明文を入力して出品
- 登録業者が入札
- 売切価格を超えた入札があれば売却が決定
- オークション終了後、出品者が承認をして取引成立
- 各種書類・車両の引き渡しと落札代金の入金
ユーカーパックでは査定の後、スタッフが車の基本情報や写真を入力して出品用の画面が作成されます。その後、出品者自身で、売切価格(最低落札価格)を設定し、説明文を記載して出品します。
出品された車は、オークション形式で販売されます。入札者は、出品された車に対して自分が入札したい価格を設定して入札します。
売切価格を超えた入札があれば入札期間が終了した段階で、最高額を入札した人が落札者となります。
落札代金はユーカーパックから支払われるので、落札者と直接取引する事はありません。各種必要書類と車両の引き渡しは取引承認後、ユーカーパックのサイト上で落札者と日程調整をします。
ユーカーパックには、8000店を超える業者・販売店が参加しています。車が出品されると入札業者には自動で通知が届く為、多くの販売店の目に留まることから、より高値での入札が期待できる仕組みです。
ユーカーパック(UcarPAC)で車を売るメリットとデメリット
ユーカーパックのメリット
ユーカーパックを利用して車を売るメリットとしては利便性の良さやスタッフの丁寧さなどがありますが、価格面に絞って言えば
- 希少車の場合思わぬ高値がつく事がある
- 相場を知らなくてもユーカーパックのスタッフと相談が可能
- 売切価格があるので希望額を下回ったら売らなくて良い
という点があげられます。
中古車の買取価格を決めるのは車両の状態、人気(需要)、売却のタイミングなど様々な要素があり、チェックポイントも細部にわたる為、原則として1台1台異なり「必ず高値で売れる」などと言い切れるケースはありません。
しかし、オークション形式ゆえに、希少車などは入札で競り合いが起こるケースは多々あり、結果として路面店より高値で売れるケースはあります。
また、ユーカーパックの査定は「入札する業者が実物を見られない」というデメリットを軽減する為、非常に細部までチェック項目があります。その為査定には時間がかかるというデメリットもありますが
「車にあまり詳しくない」
「路面店に査定に持っていったり、一括査定業者とイチイチやり取りしたくない」
といった方でも、査定を元にユーカーパック側がおおよその査定額を割り出してくれるので、それを参考に売切価格を決める事ができます。
最終的にいくらで売れたら納得できるのか、という点は出品者自身の感覚にもよるところが大きく、売切価格以下の入札しかなければ売らない、という選択肢があるのもユーカーパックのメリットです。
ユーカーパックのデメリット
ユーカーパックに限らずセルカや楽天Car車買取などのオークション形式最大のデメリットは、「オークションが終了するまでいくらで売れるか分からない」という点です。
ユーカーパックでは、出品中、入札があると売切価格(最低落札価格)を超えているかどうか、入札者から分かる仕組みになっています(設定されている金額自体は表示されません)。
そして、売切価格を超えている状態になると業者側は確実に購入できる事が分かる為、競り合いが起こりやすいというシステムになっています。
その為、売切価格は最終的な落札価格よりも少し下の金額で設定するよう勧められるケースが多いのですが、売切価格をほんの少し超えた程度でオークションが終わってしまった場合に「もう少し高値で売りたかった」という残念感が上回るケースがあるのもデメリットと言えるでしょう。
ユーカーパックで最高額を出すためのポイント
ユーカーパックを利用して車を売却する場合、最高額を出すためにはいくつかのポイントがあります。
情報はありったけ提供する
まずは、車の詳細な情報を提供することが大切です。
ユーカーパックでは、入札者が車の情報を確認して入札するため、詳細な情報提供が求められます。車両本体に関する基本情報は査定を元にユーカーパック側が記述しますが、そこにない各種オプションなどの詳細な情報、乗り心地やどこが使い勝手が良かったなど、オーナーでしか分からない情報を少しでも多く提供する事で、より多くの入札が期待できます。
車両を適切に整備する
また、車両の状態を整備することもポイントです。
車がキレイに整備されていると、入札者からの評価が高くなります。具体的には、車内の掃除や、エンジンオイルの交換、タイヤの交換などを行い、車を綺麗に整備することが重要です。
適正な売切価格を設定する
出品時には適正な売切価格を設定することもポイントです。市場価格よりも高い価格を設定してしまうと、入札があっても売切価格に届いていない事が入札者に分かってしまい「今確実に落札できないならこれ以上は入札しない」と競り合いが起きづらくなります。
売切価格に届かずオークションが終了した場合、再出品も可能ですが、中古車は1日1日値段が下がっていくと言われるほど変動が激しい相場の為、日にちが経過すればするほど愛車の価値が落ちていってしまいます。
出来れば路面店などとの比較も大事
愛車の相場を知るためには時には路面店や一括査定を利用するのも大切です。
手間は大きくかかりますが1円でも高く売りたい場合には、オークションサイトだけに頼らずあらゆる方法を試して比較するのが間違いない方法です。
実際にユーカーパックのようなオークションシステムで車を売った人の口コミ・体験談
ユーカーパックを始めとするカーオークションサイトで車を売ることは、近年増加傾向にあります。そこで、実際にオークションを利用して車を売った人たちの口コミ・体験談をまとめました。
高値で売れた方の口コミ
思ったより低かった・売れなかった方の口コミ
売却価格については、高く売れたケース、そうでないケースどちらもあります。
何より、ネット上での口コミでは詳細な車両情報は分からない為、高く売れたと言っても相場より上なのか下なのか、単に個人の感覚の問題なのか、というのが非常に曖昧になりやすく、信頼性の高い情報はほとんどないと言えるでしょう。
まとめ
ユーカーパックで車を高く売るには、
- 車両を綺麗に整備する
- 情報は全て出してアピール
- 相場を知り、最適な売切価格を設定する
という3点が非常に重要です。
また、シンプルに「1円でも高く売りたい」のであれば、ユーカーパックだけに頼らず、一括査定や路面店の買取、ディーラーの下取、個人売買のオークションなど、あらゆる方法を検討して相場をくまなく調べる他ありません。
ただ「いくらで売れたら満足なのか」という点については、出品者の方がご自身で判断・納得する事が非常に重要です。
その為、まずは相場を知り、ユーカーパックの基本的なシステムを知り、その上で、ご自身がかけられる手間と希望する売却価格とを天秤にかけた上で検討すると、自分に最適なマーケットはどこなのか見えてくるはずです。
あまりアテにならない口コミや評判、レビューなどに流される事なく、いくらで売りたいのか、ご自身の希望を整理できれば、それがあなたと愛車の最高値と言えるのではないでしょうか。