「セルカで車を売ったら自動車税は還付されるの?」
「セルカのオークションの料金にはリサイクル料金も含まれている?」
車には、さまざまなお金がかかります。その中には自動車税のように1年分前払いしておく税金や、車を廃棄する際にかかる費用をあらかじめ払うリサイクル料金などが含まれています。
これらは条件次第で還付される場合もあり、車を売る際はどうなっているのか気にする方もいるかと思います。
そこでセルカで車を売ると自動車税やリサイクル料金の還付がどうなるのかについてまとめました。
セルカで車を売るか検討している方はぜひ参考にしてみてください。
SellCa(セルカ)の売却額の明細
セルカのオークションの入札額には以下の物が含まれています。
- 車両本体の価格
- 車両価格の消費税相当額
- 自動車税相当額
- リサイクル預託金
そこから手数料が引かれた金額を車の売却額として受け取ることが出来ます。
そのため、自動車税やリサイクル預託金を考慮して最低落札価格を決めるようにしましょう。
車両価格
車両価格は、オークションに出品した車が売れた値段です。
消費税相当額
セルカのオークションの入札額には、車両価格に対する消費税相当額が含まれます。
仮に車両価格が100万円だった場合、10万円の消費税相当額が上乗せされた金額が入札金額となっています。(※消費税10%で計算)
自動車税相当額
セルカのオークションの入札額には、収めている自動車税の還付相当額が含まれます。
セルカでは車の引渡月の翌月以降の月割額を、還付金相当額として受け取ることが出来ます。
自動車税は毎年4月1日の時点で車を所有している人が、該当年度の3月分までを一括で支払う税金です。
例えば5月に車を引渡した場合、6月~3月までの10ヶ月分相当の自動車税相当額がオークションの入札額に含まれています。
還付される自動車税相当額の目安
4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | ||
~1000cc | 通常 | 27,000円 | 24,500円 | 22,100円 | 19,600円 | 17,200円 | 14,700円 | 12,200円 | 9,800円 | 7,300円 | 4,900円 | 2,400円 |
15%割増 | 31,000円 | 28,200円 | 25,400円 | 22,600円 | 19,700円 | 16,900円 | 14,100円 | 11,300円 | 8,400円 | 5,600円 | 2,800円 | |
1001~1500cc | 通常 | 31,600円 | 28,700円 | 25,800円 | 23,000円 | 20,100円 | 17,200円 | 14,300円 | 11,500円 | 8,600円 | 5,700円 | 2,800円 |
15%割増 | 36,300円 | 33,000円 | 29,700円 | 26,400円 | 23,100円 | 19,800円 | 16,500円 | 13,200円 | 9,900円 | 6,600円 | 3,300円 | |
1501~2000cc | 通常 | 36,200円 | 32,900円 | 29,600円 | 26,300円 | 23,000円 | 19,700円 | 16,400円 | 13,100円 | 9,800円 | 6,500円 | 3,200円 |
15%割増 | 41,600円 | 37,800円 | 34,000円 | 30,200円 | 26,400円 | 22,700円 | 18,900円 | 15,100円 | 11,300円 | 7,500円 | 3,700円 | |
2001~2500cc | 通常 | 41,200円 | 37,500円 | 33,700円 | 30,000円 | 26,200円 | 22,500円 | 18,700円 | 15,000円 | 11,200円 | 7,500円 | 3,700円 |
15%割増 | 47,400円 | 43,100円 | 38,800円 | 34,500円 | 30,100円 | 25,800円 | 21,500円 | 17,200円 | 12,900円 | 8,600円 | 4,300円 | |
2501~3000cc | 通常 | 46,700円 | 42,500円 | 38,200円 | 34,000円 | 29,700円 | 25,500円 | 21,200円 | 17,000円 | 12,700円 | 8,500円 | 4,200円 |
15%割増 | 53,700円 | 48,800円 | 43,900円 | 39,000円 | 34,100円 | 29,300円 | 24,400円 | 19,500円 | 14,600円 | 9,700円 | 4,800円 | |
3001~3500cc | 通常 | 53,100円 | 48,300円 | 43,500円 | 38,600円 | 33,800円 | 29,000円 | 24,100円 | 19,300円 | 14,500円 | 9,600円 | 4,800円 |
15%割増 | 61,100円 | 55,500円 | 50,000円 | 44,400円 | 38,900円 | 33,300円 | 27,700円 | 22,200円 | 16,600円 | 11,100円 | 5,500円 |
還付される自動車税相当額の目安は上記の表の通りです。なお、令和元年10月1日以降に新規登録された車の場合、自動車税額が変わり、蒸上記の目安より還付金相当額が安くなりますので注意してください。
また、新車新規登録から13年超のガソリン車/10年超のディーゼル車は自動車税が15%割増になるので、還付金相当額も15%割増となります。
なおセルカでは「※自動車税の月割額は車両価格を算定しやすくするための当社所定の設定金額であり、個別の税金金額を特定・確定するものではありません。」とされており、上記の自動車税の還付金の表はあくまでも目安なので注意してください。
なお軽自動車の場合、自動車税の還付はありません。
なぜ還付金相当額なの?
セルカから入金される金額は、自動車税の還付金では無く還付金相当額となっています。
自動車税は廃車にしない限り、基本的に還付されません。これは今後も公道を走り、使用し続ける車には納税の義務があるとみなされるためです。
もし還付できるとなると、「前所有者に還付金を返金・新規所有者から即納税という形になるので税金の管理が難しくなるため」還付されないと言われています。
そのため車を下取りに出した場合などの自動車税の返金は、法律でも定められていません。ディーラーや大手中古車業者などに売却した場合は還付される場合がほとんどですが、中小業者などでこちらから尋ねないと売却時に含まれないというケースもあります。
その点、セルカはオークションの入札額に自動車税の還付金相当額が含まれますので安心です。
重量税は還付されないの?
車には新車購入時なら3年、それ以降は車検の度に2年分前払いする重量税もあります。
重量税は、二度と乗れない「廃棄抹消」登録をした場合にのみ、還付されます。そのため車の売却時には基本的には還付されません。
ただ次の車検までの期間に応じて買取価格に反映される場合があり、セルカのオークションも同様です。
リサイクル預託金
セルカのオークションの入札額には、リサイクル預託金が含まれます。
リサイクル預託金は、車を廃棄処分する際にかかる費用をあらかじめ購入時に支払う金額で、車両の購入時に必要な費用です。車両の新規所有者から前所有者へのリサイクル料金の払い戻しは法律で決まっており、セルカの場合、オークションの入札額にあらかじめリサイクル預託金の金額が含まれています。
なおリサイクル預託金は一般的には7,000円~18,000円ほどで、車種によって金額が変動します。金額の詳細はお手持ちのリサイクル券で確認するのが確実です。
手数料
上記、「車両価格+消費税+自動車税相当額+リサイクル預託金の金額」でセルカの入札は行われます。そして実際にセルカから入金される金額は手数料20,000円+消費税2,000円=22,000円が引かれた金額が売却金額の内訳になります。
なおセルカからの入金の際は、入金希望の銀行に応じた振込手数料を利用者が負担します。
最低落札価格は自動車税+リサイクル預託金の還付金額も考慮して決定する
セルカでは、オークション出品時に「この金額に届かなければ車を売りません」という最低落札価格を設定します。
前述した通りセルカの入札額には、還付される自動車税とリサイクル料金も含まれ進行されますので、最低落札価格にも自動車税とリサイクル預託金を考慮しておくのがオススメです。
たとえば自動車税・リサイクル預託金の還付がどちらも1万円だとした場合で、車両本体は最低10万で売りたい場合には、最低落札価格は12万円になります。
SellCa(セルカ)の売却金の受け取りまでの時間
セルカでは、実際に車両を引渡してから7日後に車両の売却額が入金されます。
車両の引渡日は、オークション終了後、売主が選択して3日指定し、その中から陸送が手配できる日を業者が選択する形なっています。
実際に申込みから入金までの時間は最短でも15日ほどかかるため、「この日までにお金が振り込まれて欲しい」という希望がある方はなるべく早く、遅くとも1か月くらいにはセルカの申込みをするのをオススメします。
まとめ
セルカで車を売ると、自動車税とリサイクル料金預託金が返還されます。ただオークションの入札額にこれらがあらかじめ含まれているので、最低落札価格の設定などで注意が必要です。
セルカについては以下の記事でまとめていますのでそちらも参考にしてみてください。